夜になるとお腹は空くのに、重い食事は眠りを妨げそうで悩みますよね。しかもインスタントスープや粉末みそ汁には増粘剤や保存料、リン酸塩が入っていて、腸内フローラを乱すだけでなく、ホルモンバランスにも影響を及ぼします(日本栄養・食糧学会誌2024)。そこで今回は、発芽玄米の食物繊維+味噌玉の乳酸菌を組み合わせた「夜のリセットスープ」を3種ご紹介します。どれもオーガニック素材で無添加。腸を整えながら、セロトニン→メラトニンの合成を後押しし、自律神経を穏やかに切り替える効果をねらいます。
■避けたいインスタント系
- 粉末スープ(増粘多糖類・香料・リン酸塩)
- カップみそ汁(アミノ酸調味料・pH調整剤)
- インスタント味噌ラーメン(添加物フル装備・高ナトリウム)
これらを避けつつ、材料3~4品・調理5分以内で完成する以下のレシピを順に試してみてください。
1.根菜たっぷりみそ玉発芽玄米スープ
材料(1人分)
- 発芽玄米ごはん 120g(パック or 冷凍)
- 味噌玉(有機味噌15g+だし粉小さじ1+刻みねぎ少々)
- にんじん 30g・ごぼう 30g(いずれも薄切り)
- 水 200ml
作り方
- 鍋に水と根菜を入れて中火で4分煮る
- 火を弱め、発芽玄米を加え1分温める
- 味噌玉を溶かし、ねぎを散らして完成
効果ポイント
- 根菜の不溶性+水溶性食物繊維で腸内デトックス(筑波大2025)
- 発芽玄米に含まれるGABAが副交感神経を優位に
2.豆乳かぼちゃ味噌チャウダー
材料
- 発芽玄米ごはん 100g
- 無調整豆乳 100ml
- 有機かぼちゃ 50g(冷凍可)
- 味噌玉(有機味噌15g+だし粉)
作り方
- 小鍋でかぼちゃと豆乳を弱火で3分煮る
- 発芽玄米と味噌玉を加え30秒混ぜる
効果ポイント
- かぼちゃのβカロテン+マグネシウムでホルモン合成をサポート
- 豆乳のイソフラボンがセロトニン前駆物質を増やす(栄養化学誌2024)
3.キノコとほうれん草の発酵玄米ミネストローネ
材料
- 発芽玄米ごはん 100g
- 有機しめじまたはまいたけ 50g
- 冷凍ほうれん草 30g
- 有機カットトマト缶 50g
- 味噌玉(有機味噌15g+だし粉)
- 水 150ml
作り方
- 鍋に水・トマト缶・キノコを入れて中火で4分
- ほうれん草と玄米を加え1分温める
- 味噌玉を溶かし、黒こしょうを少々
効果ポイント
- キノコの多糖体で免疫バランスを整え、腸内フローラを活性化
- トマトのリコピンが抗酸化作用を発揮
今日からできる実践ステップ
- 週末に発芽玄米パックを5食分ストック
- 味噌玉は15gずつ小分けして冷凍庫へ
- 平日は夕食後〜夜9時の間にスープだけを飲み、重い食事は避ける
- 翌朝の便通と起床時の体調(軽さ・目覚め)をアプリに記録
- 2週間後にデータを振り返り、効果を実感したらローテーション
最新研究ハイライト
- 発芽玄米100g/日でGABA血中濃度+30%、睡眠質向上(奈良医大2025)
- 味噌摂取12週間で腸内ビフィズス菌+15%、血清セロトニン+10%(日本発酵学会2024)
- 根菜スープで食後血糖曲線AUC−18%(英食品化学誌2025)
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