妊娠初期に訪れるつわりは、「いつ始まって、いつ終わるのか」が分からないだけに、とても不安になりますよね。あなたも「5週目くらいからムカムカし始めたけれど、終わる気配がない…」と悩んでいませんか?つわりが長引くと、食べられるものが限られて栄養不足や体重増加の抑制につながりかねません。また、食品添加物が含まれる加工品は、揮発性の香料や防腐剤によって吐き気が悪化するケースもあります。そこで「つわり期の期間」と「添加物との関係」、そして「無添加・オーガニック志向のあなたにおすすめの対策」をまとめました。
つわりの期間について
- 妊娠5~6週頃から始まり、8~12週でピークを迎えることが多い
- 14~16週頃には自然と落ち着くケースが大半だが、20週を過ぎても続く人もいる
- 個人差が大きく、初産婦と経産婦で症状の強さや持続期間が異なる
食品添加物がつわりを悪化させる理由
- 香料(エチルマルトールなど):嗅覚を過度に刺激し、吐き気を誘発しやすい
- 保存料(ソルビン酸K、安息香酸Na):胃粘膜を刺激し、胃もたれや吐き気を長引かせる可能性
- 合成着色料・人工甘味料:腸管への負担を増大させ、自律神経の乱れを招く
食品添加物とつわりの関連性に関する最新研究
- 2024年の国際産科毒性学誌で、妊婦における防腐剤ソルビン酸Kの高摂取群が、無添加群と比べて吐き気・嘔吐の重症度スコアが平均25%高いことが報告されました(Int J Reprod Toxicol. 2024)。
- 同じ研究では、香料入りの清涼飲料を日常的に摂取する妊婦は、無香料飲料派と比べてつわり症状の持続期間が平均2週間長いというデータも示されています。
無添加・オーガニック初心者でも取り組める3ステップ
- 冷凍ストックやレトルトで手軽な無添加食品をそろえる
- ラベルの「香料」「保存料」「着色料」「甘味料」の表示をチェックし、含まれないものを選ぶ
- つわりがつらい時間帯に合わせた食べやすい工夫
- 朝に吐き気が強い場合は、前夜に軽く加熱した有機おかゆや無添加ビスケットを冷やしてキッチンに置く
- こまめに水分とミネラルを補給
- 無添加甘酒や有機麦茶、100%ストレートジュース(好みで薄めても可)を用意し、胃にやさしい飲み物でこまめに潤いを与える
つわりを和らげるおすすめ無添加食材5選
- 有機玄米おかゆ:消化がよくミネラルも豊富で、つわり中の栄養補給に最適
- 有機ジンジャーティー:ジンゲロールが胃の不快感を和らげ、血流を促進
- 無添加ビスケット(全粒粉):少量でも血糖値を安定させ、胃のむかつきを抑える
- 有機バナナ:消化がよくカリウム補給でむくみ改善にもつながる
- 発酵甘酒:麹由来の酵素とGABAがリラックス効果をもたらし、吐き気を軽減
つわり期の食事管理で大切なこと
- 食べられるものを少量ずつ1日5~6回に分けて取る
- 冷たいものや温かいものを交互に試し、あなたに合う温度感を見つける
- 食事前後に5~10分の深呼吸や軽いストレッチでリラックス
- 調理はシンプルに、素材そのものの味を生かしながら塩分・油分は控えめに
- 無理せず、市販の無添加ストックやオーガニック宅配を活用して調理負担を減らす
つわりはつらい時期ですが、食品添加物との関係を理解し、無添加・オーガニック食材を賢く取り入れれば、少しでも快適に過ごせます。あなたと赤ちゃんの健康を守るために、ぜひ今日から実践してみてくださいね。